第6回 お米について

 

 

皆さん、こんばんは。

 

今回は日本酒に使われる、

 

お米についてのお話をしたいと思います。

 

 

 

 

私達が普段食べている食用米は

 

 

日本酒造りにおいては 「 一般米 」 と呼ばれ、

 

 

日本酒に使われるお米は

 

 

酒造好適米 ( しゅぞうこうてきまい ) と呼ばれます。

 

 

 

 

この酒造好適米は字の如く、

 

酒造りのするのに扱いやすく、

 

美味しい日本酒になるように

 

品種改良されている特別なお米です。

 

 

 

 

では、酒造好適米の特性をみていきましょう。

 

 

 

 

一般米と比較をしてみると、

 

稲の背丈が高く、稲穂も大きいので、

 

倒伏しやすいため栽培するのが大変厳しく、

 

 

 

普通のお米よりも、

 

更に高度な栽培技術が必要とされます。

 

 

 

ですので、自然とお米の価値が上がり、

 

 

一般米と比べて非常に高価になるのです。

 

 

 

 

 

一般米との値段を比べてみると、

 

 

 

一般米の国内産平均が、

 

1kg 約¥241 なのに対し

( 平成29年 6月 取引価格 農林水産省参照  )

 

 

 

酒造好適米は、

 

1kg 約¥600 以上するそうなので、

 

 

いかに高いかがわかりますね。

 

 

 

 

 

 

そして酒造好適米の特徴は5つあります。

 

 

 

まず一つ目は 米粒が大きいこと

 

 

 

二つ目は 吸水性が良いこと

 

 

 

三つ目は 外硬内軟性に富んでいること

 

 

四つ目は 心白があること

 

 

心白とは米の中心部分にある

 

白色不透明、白濁とした中心部分のことで、

 

 

ほとんどがデンプン質で出来ており、

 

組織が柔らかいため、

 

麹菌の菌糸が中心まで入り込みやすく、

 

 

糖化しやすくなるために、

 

心白のあるお米が必要になるのです。

 

 

 

 

五つ目は タンパク質、脂質が少ないこと

 

 

日本酒を造るにあたって、タンパク質が多いと、

 

味に雑味が出てしまい、

 

思った通りの日本酒の味にならないため、

 

タンパク質は極力少ない方が良いとされています。

 

 

 

 

以上の5つが酒造りによいお米の特性だそうです。

 

 

 

 

 

様々な条件があり、栽培も大変な酒造好適米、

 

 

日本酒の値段が高くなる理由がわかりますね。

 

 

 

今回はここまで!

 

 

・まとめ

 

日本酒に使われるお米は酒造好適米という

 

 

酒造好適米は栽培が難しく高価

 

 

 

#そのための日本酒!!

 

 

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